最近、昼間の外出や夜の車のライトが「やけにまぶしい」と感じることはありませんか?
まぶしさは、白内障やドライアイといった代表的な疾患のサインであることも多いですが、それだけではありません。
加齢や目の疲れ、瞳孔の働きなど、光の感じ方には多くの要素が関わっています。
この記事では、現役視能訓練士の視点から「まぶしさの正体」と「受診が必要なケース」を詳しく解説します。
まぶしさを感じるのはなぜ?

私たちの目は、外から入る光の量を瞳孔(どうこう)で調整しています。
明るい場所では瞳孔が縮み、暗い場所では開くことで、ちょうどよい明るさに調節しています。
カメラの絞りのような役割です。
しかし、このバランスが崩れると「光が強く感じる」=まぶしさとして自覚されます。
特に、加齢や薬の影響、自律神経の乱れなどで瞳孔の反応が鈍くなると、まぶしさを感じやすくなります。
まぶしさの主な原因

① 白内障による光の散乱
白内障では、加齢や外傷、ステロイドの影響等で水晶体が濁ることで光が乱反射します。
そのため、明るい場所では光が広がって見えたり、夜の対向車のライトが「にじんで見える」ようになります。
これは、視力の数値よりも“見えづらさ”を強く感じる典型的な症状です。
加齢による白内障は40歳付近で徐々に発症していき、80歳以上ではほぼ100%白内障になっていると言われています。
眼トリさんいまだに世界における失明原因1位が白内障です。
発展途上国では十分な医療環境が整っていなく、手術を受けることすらできないのが現状です。



日本って恵まれているんだにゃ
② ドライアイによる涙の乱れ
涙の膜は光をなめらかに通すレンズのような役割をしています。
乾燥や瞬きの減少で涙の層が不安定になると、光が乱れてまぶしさを感じます。
スマートフォンやエアコンの使用が多い方に起こりやすい傾向です。
パソコンやスマートフォン等の表示機器(Visual Display Terminals)を長時間連続で使用することによって起こる身体的・精神的疲労を生ずる病気の総称です。
VDT作業では画面を凝視するため、まばたきの回数が減少し眼表面の涙の分布が悪くなります。
その結果、ごろごろする・目が疲れる・まぶしく感じるといった症状が近年増加しています。
③ 乱視・屈折異常によるにじみ
乱視があると光が一点に集まらず、光の輪やにじみが生じます。
メガネの度が合っていない場合も同様で、まぶしさやピントのズレが起きやすくなります。
例外だが、目の突然のまぶしさ・かすみを主訴に眼科に来院した患者さんで、持参した眼鏡をチェックしたら多数の傷があり、眼鏡のレンズを交換しただけで改善した例もあります。



思わず患者さんと眼鏡の傷を見て笑ってしまったよね!
普段使っているからこそ、自分の眼鏡もたまにチェック・ケアしてみてね!
④ 眼精疲労・自律神経の関与
強い疲労やストレス、睡眠不足は自律神経の働きを乱し、瞳孔の調整機能にも影響します。
一時的なまぶしさや焦点の合いにくさを感じることがあります。
日ごろの疲れに合わせて読むとgood!


こんなときは眼科を受診しましょう


- 夜間の運転でライトがにじんで見える
- サングラスなしで外出できない
- 急にまぶしさが強くなった
- 光を見ると痛みを感じる
これらの症状は、白内障や角膜疾患、ぶどう膜炎などの初期サインの可能性もあります。
自己判断せず、眼科で検査を受けることをおすすめします。



まぶしさに加えて、痛み・充血・目ヤニが伴う場合や、片目のみ症状が強い場合も眼科の受診をお勧めします!
見出し④:まぶしさのセルフケアと生活の工夫


- 室内ではやや落ち着いた照明にする
- 紫外線カットサングラスを着用する
- スマートフォンやPCの画面設定を明るすぎないように調整する
- 人工涙液を上手に使って目の表面を保湿する
日常的に「目の休息時間」を意識することで、光への過敏さを軽減できる場合があります。
まぶしいからと色の濃いサングラスをかけると、瞳孔が開いて紫外線ダメージが増えてしまいます。
紫外線による眼疾患は白内障・加齢黄斑変性症・翼状片など多岐にわたります。
そこで大切なのが色の濃さではなく、紫外線をどのくらいカットしているかです。
紫外線カット率や”UV400”の表記があるサングラスを選択しましょう。
まとめ


まぶしさは、単なる疲れ目の延長ではなく、光を感じる経路のどこかに変化が起きているサインです。
原因を正しく見極めることで、生活の快適さや安全性が大きく変わります。
白内障やドライアイが進行する前に、気になる方は早めに眼科で相談してみてください。
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