眼科を受診するときに必要な持ち物は、
“目的”によって大きく変わります。
この記事では、
- 絶対に必要な基本の持ち物
- 症状や目的別にあると便利なもの
- 検査内容に応じて必要になるもの
を分かりやすく整理しました。
初めての眼科でも、健康診断の再検査でも、子ども連れでもOK。
この記事を読めば、忘れ物の不安なくスムーズに受診できます。
眼トリさんどの科にかかるにも共通しているものがたくさんあるよ!



必要なものを忘れると、病院に行く回数が増えることもあるにゃ
1. まず答え!眼科に行くときの“基本の持ち物”一覧


眼科受診では、次の持ち物があれば どんな症状・目的の受診にも対応できます。
● マイナンバーカード(または資格確認書)
※2025年12月1日をもって、長年慣れ親しんだ従来の健康保険証(紙やプラスチック製)が使えなくなりました。
● 診察券(2回目以降の人)
● お薬手帳
アプリでもOKです。特に泌尿器・ステロイド・糖尿病・血液サラサラの薬などを飲んでいる場合は必須!
● メガネ(普段使っているもの全て)
→ 運転用・仕事用・老眼鏡など複数ある場合は全部。
● コンタクトケース・保存液
※コンタクトを外す検査が多いため必須級。眼科で一時的に保存しておくこともあります。
● 現金 or キャッシュレス決済
●過去の検査結果(持っていれば)
2. 目的別:あると便利な追加の持ち物


眼科は「行く目的」によって必要なものが大きく変わります。
ここでは、状況ごとに“持っていくと後悔しない”アイテムを紹介します。
目の不調で受診する人(かすむ・まぶしい・痛いなど)
- 症状をメモしたもの
例:いつから/どちらの目が/どんな時に/どんな見え方か - 使用中の点眼薬
- 生活や仕事で困る“見え方の例”
(例:パソコン作業で二重に見える etc.)
→ 医師に伝える材料があるほど診断が早く、適切な検査につながります。
【関連記事】『視界がかすむ』『まぶしい』それ白内障かも?


健康診断・会社の検診で「再検査」になった人
- 健康診断結果のコピー
- 紹介状(あれば)
→ スムーズに検査に進めるので必須に近い持ち物です。



内科の結果も重要な判断材料になります!!
子どもを連れて行く場合(小児眼科含む)
- 母子手帳
- 子どものメガネ
- お気に入りのおもちゃ・絵本(待ち時間対策)
→ 特に初診は検査が多く長くなりがち。ぐずり対策があると安心。
【関連記事】三歳児健診や、お家でできる視力検査の練習法など紹介しています。
メガネを新しく作りたい場合
- 現在使っているメガネをすべて
(度数比較や使用歴の確認に役立ちます) - メガネ処方箋(あれば)



同じ度数の眼鏡を2~3本お持ちの方が結構います…
コンタクトレンズ相談・作成の場合
- 装着しているコンタクトレンズの空箱
→ 度数・ベースカーブ・直径などを確認できます - コンタクトケース & 保存液
3. 眼科でよく行われる検査と、なぜ持ち物が必要なのか?


必要な持ち物は 検査内容 が大きく関わります。
視力検査
メガネやコンタクトの有無で結果が大きく変わるため、普段の矯正具は必須。
眼圧測定
緑内障の場合、紹介状や過去の眼圧、点眼薬の有無が重要。
【関連記事】眼圧って何?──測る理由と結果でわかる目の健康状態


眼底検査(散瞳の可能性あり)
散瞳すると4〜6時間まぶしくて、ピントが合いにくくなるため、車の運転ができなくなります。
→ サングラス・帽子 を持っていると帰りがラク。
【関連記事】眼底検査で何がわかる?受ける理由と知っておきたい注意点


OCT(網膜の光学断層撮影)
過去の検査結果があると比較できて便利。
【関連記事】OCT検査とは?────目の奥を“ミクロレベル”で見る最先端検査


視野検査
メガネを外す/かけなおす工程があるためメガネケースがあるとよい。
一度他院で視野検査を受けたことがあれば、紹介状があると良い。
【関連記事】視野検査はなぜ必要?───検査でわかる目のサインを専門家が解説


4. 初めてでも安心:眼科の受診の流れ(大人・子ども共通)
初めての人が不安になりやすい“流れ”を簡単に紹介します。
受付
マイナンバーカードを読み取り機にかざす → 問診票の記入。
事前検査(ここに時間がかかることが多い)
視力検査 → 眼圧 → 散瞳→OCT など
症状によってはさらに追加検査があります。
初診は30〜60分ほど検査に時間がかかることが多いです。
診察
医師の診察 → 検査結果の説明 → 必要なら追加検査。
会計
キャッシュレス対応のクリニックが増えていますが、
現金しか対応していない医院もあるため少額の現金が安心。
5. よくある質問(FAQ)


Q. コンタクトをしたまま行っていい?
→ OKですが、多くの場合 検査前に外す ためケース必須。
目ヤニ、充血などの症状がある場合には、コンタクトレンズの使用を中止して眼科受診しましょう。
Q. 仕事帰りでも受診できる?
→ 可能。ただし散瞳検査が入ると車の運転はできません。
Q. 子どもは何歳から検査できる?
→ 3歳頃から本格的な視力検査が可能ですが個人差が大きいです。
それ以前でも気になる症状があれば受診OK。
Q. 散瞳したら車の運転はできる?
→ できません。4〜6時間は視界がぼやけます。
6. まとめ|場面別の持ち物チェックリスト
| 持ち物 | 必要度 | メモ |
|---|---|---|
| マイナンバーカード / 資格確認書 | ★★★★★ | 従来の健康保険証(紙やプラスチック製)が使えなくなりました。 |
| お薬手帳 | ★★★★★ | 服薬状況の確認に必須 |
| メガネ | ★★★★★ | 複数ある人はすべて |
| コンタクトケース・保存液 | ★★★★☆ | 外す検査が多い |
| メガネケース | ★★★☆☆ | 視野検査で必要 |
| 過去の検査結果 | ★★★☆☆ | 比較できると便利 |
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