近視進行抑制はどれくらい効果がある?いつまで続ける?やめたらどうなる?を専門家が解説

近視進行抑制ってどのくらい効果があるの?

「本当に効果はあるの?」

「どれくらい続ければいいの?」

「途中でやめたら、逆に悪くならない?」

近視進行抑制について調べていると、
こんな疑問や不安が出てきませんか?

近視進行抑制は、
近視を“治す”治療ではなく、進行を“ゆるやかにする”ための選択肢です。
そのため、始める前に「効果のイメージ」や「ゴール」をきちんと理解しておくことが、とても大切になります。

この記事では、
視能訓練士の立場から、

  • 近視進行抑制で「どんな変化が期待できるのか」
  • いつまで続けることが多いのか
  • やめるとどうなるのか、やめ時の考え方

を、できるだけ専門用語を使わず、
現場でよく聞かれる質問をもとにやさしく解説していきます。

「始めるか迷っている方」も、
「すでに始めているけれど、このままでいいのか悩んでいる方」も、
読み終えたときに一歩落ち着いて判断できることを目指した記事です。

目次

1. 近視進行抑制で「期待できる効果」とは?

ライトが付いた長方形のオブジェクト

まず大前提として知っておいてほしいのは、
近視進行抑制は「視力を良くする治療」ではないということです。

目的はとてもシンプルで、

近視が進むスピードを“ゆるやかにする”こと

です。

たとえば何もしなかった場合、
成長期の子どもでは 1年で−0.75D〜−1.00D程度進むことも珍しくありません。

近視進行抑制を行うことで、

  • 進行量が半分程度に抑えられる
  • 年によっては「ほとんど進まなかった」と感じることもある

といった変化が期待できます。

ただし、

  • まったく進まなくなる
  • 近視が治る・戻る

というものではありません。

眼トリさん

この「現実的なゴール」を最初に知っておくことが、
治療への満足度を高めるポイントになります。

関連記事:【近視進行抑制の主な3つの方法解説しています】


2. 効果はいつ頃から感じる?すぐにわかる?

コインと草がだんだん成長している画像

近視進行抑制の効果は、
短期間で実感できるものではありません。

多くの場合、

  • 3〜6か月ごとの定期検査
  • 1年単位での視力・屈折・眼軸長の変化

を見て、初めて「進み方がゆるやかになっているか」を判断します。

親御さんからよくある質問が、

「始めたのに、視力が下がりました…」

というものですが、
これは決して失敗ではありません

大切なのは、

  • どれくらい下がったか
  • 以前と比べて進み方はどうか

という「スピードの変化」です。

関連記事:【近視進行抑制っていつから始めたらいいの?】


3. どのくらい続けるのが一般的?

砂時計の画像

近視進行抑制は、
短期治療ではなく“数年単位”で考えるものです。

一般的には、

  • 小学校低学年〜中学生頃まで
  • 成長が落ち着く時期まで

続けるケースが多くなります。

理由はシンプルで、
近視は「成長とともに進みやすい」からです。

特に、

  • 10〜14歳前後
  • 身長がぐっと伸びる時期

は、眼球(眼軸)も伸びやすく、
ここをどう乗り切るかが将来の近視度数を左右します。


4. 途中でやめたらどうなる?リバウンドはある?

ハシゴの先端に矢印が付いている画像

これも非常によく聞かれる質問です。

結論から言うと、

  • 治療をやめたからといって未治療時より近視が増えるわけではありません
  • ただし抑制効果はなくなります
  • やめた直後は一定期間、近視が早く進むこともあります

つまり、

近視進行抑制をやめる=
「何もしなかった場合の進み方」に戻る

と考えるとわかりやすいです。

そのため、

  • 成長期の途中でやめる
  • 進行が早い状態で中断する

場合は、
再び進みが早くなる可能性があります。

やめ時については、
眼科での経過を見ながら判断することがとても重要です。


5. 「効果がない」と感じるケースの正体

がっかりした男の子の画像

実は、「効かなかった」と感じるケースの多くは、

  • 期待値が高すぎた
  • 比較の基準がなかった
  • 定期的な評価ができていなかった

ことが原因です。

視能訓練士としてお伝えしたいのは、

  • 視力だけで判断しない
  • 可能であれば眼軸長もチェックする
  • 同じ条件での経過比較が大切

という点です。

数字の“見え方”だけで一喜一憂せず、
長期的な目線で評価することが大切です。


6. 効果を最大限にするために親ができること

鹿の親子の画像

近視進行抑制は、
「やっていれば安心」というものではありません。

効果を高めるために、

  • 定期検査をきちんと受ける
  • 点眼・装用ルールを守る
  • 屋外活動や生活習慣も意識する

ことが重要です。

特に、

  • 近くを見る時間が長すぎないか
  • 外遊びの時間が確保できているか

といった点は、
治療と同じくらい大切な要素になります。


7. まとめ:近視進行抑制は「焦らず、比べず、続ける」

線路の上を進んでいく親子の画像

近視進行抑制は、

  • すぐに結果が出るものではない
  • 完璧を目指す治療ではない
  • 未来のリスクを下げるための選択肢

です。

  • 少しでも進み方をゆるやかにできた
  • 強度近視を避けられた

それだけでも、
将来の目の健康にとって大きな意味があります。

不安や疑問が出たときは、
一人で抱え込まず、
ぜひ眼科で相談してください。

関連記事:【近視進行抑制主な3種類について詳しく解説しています】

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