はじめて眼科に行くときって、
「何するの?」「どれくらい時間かかるの?」と少し不安になりますよね。
実は、眼科の診療は“検査が中心”。
流れをあらかじめ知っておくだけで、受診のソワソワ感がぐっと減ります。
この記事では、受付から会計までの全体の流れを、
視能訓練士の専門家目線で やさしく・分かりやすく解説します。
- 初めての方
- 久しぶりの受診の方
- お子さんを連れて行く保護者の方
にも役立つ内容になっています。
この記事を読めば、あなたの不安が「早く行って安心したい!」に変わるはず。
では、一緒に見ていきましょう。
関連記事:【白内障が気になったらおすすめの記事一覧】
1. まず最初に:眼科の受診は“検査が中心”の診療です


眼科は、ほかの診療科と違い 診察より先に検査を行うのが基本です。
視力や眼圧、眼のピントの状態など、客観的な数値をもとに診断するためです。
- 初診は30〜90分ほどかかることが多い
- 流れを知っておくと緊張せず受けられる
- 子どもの場合はもう少し時間がかかることも



検査の有無によってだいぶ待ち時間が前後するよ!
2. 眼科の受診の基本の流れ(大人・子ども共通)


- 受付
マイナンバーカード / 資格確認書、診察券、紹介状があれば提出 - 問診
困っている症状、見え方、発症時期などを聞かれる - 検査①(基本検査)
視力・眼圧・屈折(ピント)検査など - 診察①
医師による診察、細隙灯顕微鏡でのチェック - 必要があれば追加検査
OCT、視野検査、散瞳検査など - 診察②
検査結果の説明、治療方針の決定 - 会計
この「受付 → 検査 → 診察 → 会計」が眼科の基本の流れです。
3. 受付で聞かれること・準備しておくと良いもの


受付で必要なもの
- マイナンバーカード(資格確認書)
- 診察券(再診の場合)
- 他院からの紹介状
- お薬手帳
持っていくとスムーズ
- 眼鏡(家にあるものすべて持っていくと良い)
- コンタクトレンズの空箱(度数の情報がわかる)
- 困っている症状の簡単メモ
例:「夕方になるとかすむ」「右目だけ痛む」
4. 問診:ここを伝えると診断が早くスムーズ
問診で伝えるポイントはこの5つ。
- いつから?(例:昨日から/1週間前から)
- どんな時に?(PC/夜/屋外など)
- 片眼(右・左)か両眼か?
- どんな症状か?(痛み・目ヤニ・充血・まぶしさ・かすみ・ゆがみ等の有無)
- 既往歴の有無
(過去に行った目の治療・手術、または糖尿病・高血圧・前立腺肥大など他科の情報)



必要なことがしっかり問診票に記載できると、スムーズに検査→診察に行けるため、結果時間短縮になるよ!!
子どもの場合
- テレビを近くで見る
- 目をよくこする
- まぶしがる
- どちらかの目をつむる
など、普段の様子も重要なヒントになります。
5. 検査①:まずは基本の検査を行います


屈折検査(オートレフ)
目のピント(近視・遠視・乱視)を自動で測定します。
視力検査
裸眼視力・矯正視力・近方視力・眼鏡視力など必要に応じて検査します。
眼鏡を合わせてほしい場合は、眼鏡がかけられるか練習することもあります。
眼圧検査
「プシュッ」と空気が出るこの検査が苦手な方が多いですが、緑内障の診断には欠かせない、視力検査と並んで眼科で最もやる検査の一つです。
関連記事:眼圧って何?——測る理由と結果でわかる目の健康状態


6. 診察①:医師の診察
細隙灯(さいげきとう)という顕微鏡の機械で眼の表面〜中の状態を確認します。
診察室の中で顎をのせて眩しい光を当てるこの検査です↓↓


ここで医師の判断で必要があれば追加検査へ進みます。
7. 必要に応じて行われる追加検査
眼底検査(散瞳)
散瞳薬という目薬を点眼し、瞳を広げて目の奥の網膜を詳しく見る検査。
- 検査後3〜5時間ほど見えにくい
- 散瞳薬点眼後、効果が切れるまで車の運転は絶対にNG
- 目薬の効果が出るまで、15~30分かかる
関連記事:【眼底検査で何がわかる?受ける理由と知っておきたい注意点】


OCT検査
網膜の断層画像を撮影します。
加齢黄斑変性・糖尿病網膜症・緑内障などに使用。
関連記事:【OCT検査とは?———目の奥を“ミクロレベル”で見る最先端検査】


視野検査
見える範囲の広さを調べます。緑内障や脳梗塞後など様々な疾患に行います。
検査時間が長め(片眼7〜20分)。予約制で後日になることも。
関連記事:【視野検査はなぜ必要?———検査でわかる目のサインを専門家が解説】


子どもの場合
調節麻痺下での屈折検査、眼位検査(斜視チェック)などを行うことがあります。
関連記事:【3歳児健診で“視力検査に引っかかった”…どうする?──弱視を見逃さないために知るべきこと】


8. 診察②:検査結果の説明と治療方針
ここでようやく 治療の話 になります。
- 点眼薬の処方
- メガネ処方
- コンタクトの相談
- 経過観察
- 処置や手術、治療方針の決定
などが決まります。
9. 会計(現金 or キャッシュレス)
会計時に処方箋が渡されることが多く、
その後は薬局で薬を受け取ります。
薬局では
- 点眼の使い方
- 回数やタイミング
などを説明してもらえます。
10. 所要時間の目安(大人・子ども別)
- 大人の初診:40〜90分
- 子ども(弱視検査あり):60〜120分
- 散瞳あり:+30〜60分
最大の変動要素は 散瞳の有無 です。
11. よくある質問(FAQ)
Q. コンタクトを入れたまま行っていい?
→ コンタクトの度数をチェックしてほしい場合はそのままでOK。ただし検査で外すことがあります。
充血・目ヤニなどの異常がある場合は、コンタクトの使用を中止し眼科に受診してください。
Q. メイクは落としたほうがいい?
→ 目の周りは薄めが安心。まつエクはそのままで大丈夫。
Q. 小さい子どもでも検査できる?
→ 年齢に合わせた検査方法がありますが、初めはうまくいかないことも多々あります。
病院への慣れや、こどもの成長で徐々にできるようにります。
Q. 会社帰りでも検査できる?
→ 受付時間内であれば検査は可能な場合がほとんどですが、眼底検査や視野検査など時間がかかる検査に関しては、後日改めて予約を取ることになる場合もあります。
Q. どんなときに散瞳するの?
→ 眼底を詳しく見る必要がある場合(糖尿病、飛蚊症、白内障、視力低下など)。
12. まとめ:流れを知っていれば眼科受診は怖くない
- 基本は 受付 → 検査 → 診察 → 会計
- 初診は時間がかかりやすい
- 事前に流れを知るだけで不安はグッと減る
目のトラブルは放置すると悪化しやすいため、
気になったら早めの受診がいちばんの予防です。
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