毎回、眼科に行くと最初に“風をプシュッとかけられる検査”がありますよね。
あれが「眼圧検査」です。
でも、「なんで毎回やるの?」「痛くないけど意味あるの?」と思ったことはありませんか?
実はこの検査、将来の“見え方”を守るためにとても大切なチェックなんです。
今回は、現役視能訓練士の私が「眼圧を測る理由」と「結果からわかること」について、わかりやすく解説します。
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眼圧とは?

「眼圧」とは、**眼の中にある圧力(内圧)**のことを指します。簡単にいうと目の硬さです。
目の中には「房水(ぼうすい)」という液体が流れており、その流れと排出のバランスで圧力が保たれています。
房水は産生と排出を繰り返しており、眼球内部に栄養を運んだり、老廃物を目の外に排出する役割もしています。
この圧力が高すぎても低すぎても、眼の中の組織(特に視神経)に負担がかかってしまいます。
そのため、眼圧は「目の健康を保つためのバロメーター」と言えるのです。
眼トリさん眼球は”水風船”に似ているよ!
水を入れすぎると風船に圧力がかかるし、水が少なすぎるとしぼんで形を保てなくなるよ!
なぜ眼圧を測るの?


眼圧を測る一番の目的は、緑内障などの病気を早期に見つけるためです。
緑内障は、視神経が少しずつダメージを受けて視野が欠けていく病気ですが、
初期のうちは自覚症状がほとんどありません。自覚症状が出たときはだいぶ進行した緑内障であることが多いです。
また中途失明原因の第一位が緑内障です。
そのため、眼圧を定期的に測ることで、
「眼の中の圧力に異常がないか」「以前より上がっていないか」を確認し、
病気の“サイン”を見逃さないようにすることが大切なのです。
「アレルギーで眼科に来たのに、眼圧測る必要ある?」
「こどもだから嫌がってるし、必要ないんじゃない?」
そう思うこともあるかもしれませんが、アレルギーの治療に使用するステロイド点眼薬には眼圧を上昇させる副作用が起きることがあります。
ステロイドレスポンダーといって、ステロイド点眼に過剰に反応するケースもあります。



目薬って回数とか適当になりやすいよね…
飲み薬はほとんどの人が守るのににゃ
検査でわかること


眼圧の数値は、一般的に 10〜21mmHg が正常範囲とされています。
ただし、数値そのものよりも「その人にとっての変化」が重要です。



正常範囲といっても、22mmHgでも視野に異常が出ない人もいたり(高眼圧症)、12~3mmHgでも緑内障が進行してしまう人もいます(正常眼圧緑内障)。つまり、その人にとっての正常眼圧を定期的に測定して、眼科医に判断してもらうことが大切です!
- 眼圧が高い → 視神経への圧迫リスクが高まり、緑内障などの原因に。
- 眼圧が低い → 外傷や手術後、視神経への血流不足などの可能性も。
つまり眼圧検査は、「いま異常があるか」だけでなく、
“その人の目の変化”を見守るための検査でもあるのです。
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検査を受けるときのポイント


眼圧はちょっとしたことで変化します。
例えば、
- 緊張して力が入ると一時的に上がる
- コンタクトレンズの種類によって測定値が変わる
- 朝と夜でも少し違う
- 季節によっても違う(冬のほうが高くなりやすい)
ですから、1回の数値に一喜一憂するより、
「定期的に測って変化を追う」ことがとても大切です。
風が当たる眼圧の検査は”非接触型眼圧計”といって、目の表面を一定の面積にへこませる時間を眼圧に換算して割り出します。
そのためレーシックのように角膜を削る手術を受けている場合、角膜の厚さが薄くなっているため、見かけ上眼圧が低く測定されることになります。
もしレーシックなどの角膜の手術や治療を受けたことがある場合は、受付時や問診、検査の時にでもいいので必ず伝えるようにしましょう。
まとめ


眼圧検査は、単なる“毎回のルーティン”ではなく、
将来の見え方を守るための重要なチェック項目です。
痛みもなく数秒で終わる検査ですが、
緑内障などの病気を早期に発見できるチャンスでもあります。
これから眼科で検査を受けるときは、
「自分の目の健康を見守る大切なステップ」だと思って、
安心して受けてみてくださいね。
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