「目の調子が悪いけれど、病院に行くほどかな?」
そんなふうに迷った経験はありませんか?
どの診療科でも「受診するほどではないかも」とためらう人は多く、
その悩みは決してあなただけではありません。
そこで今回は、視能訓練士である私が
「眼科を受診したほうがいいサイン」をわかりやすくまとめました。
迷ったときの目安として、ぜひ参考にしてください。
眼トリさん体が出しているSOSサインを見逃さないように、最後まで読んでね!
受診を迷う人が多い4つの理由


目に違和感があっても、「少し様子を見よう」と思う人は多いです。
実際、眼科を受診するきっかけの多くは「もう少し早く来てほしかった症状」です。
受診をためらう主な理由には、次のようなものがあります。
- 仕事や家事が忙しく、時間が取れない
- 自然に治ると思った
- どの程度なら眼科に行けばいいのかわからない
- 眼科は検査が多く、少しハードルが高く感じる
ですが、目の病気は放置し、進行してから気づくケースが多いのが特徴です。


受診が必要なサイン


「早めに受診したほうがいいサイン」を症状別に4つにまとめました。
①【痛み・強い充血】
「目が痛い」「赤くてまぶしい」「涙が止まらない」――
この3つのうちどれか1つでも当てはまる場合は、早めの受診をおすすめします。
とくに注意が必要なのは次のような病気です。
- 角膜炎:コンタクトの汚れや乾燥、外傷が原因。放置すると角膜が濁り、視力低下の恐れ。
- ぶどう膜炎:光がまぶしく、目の奥に痛みを感じる。全身の免疫疾患と関係することも。
- 急性緑内障:急激な眼圧上昇により、強い痛みと頭痛、吐き気を伴う。救急受診が必要。
💡 “赤くて痛い”は危険のサイン。
市販の充血用目薬ではなく、必ず眼科で原因を確認しましょう。



充血に伴い多量の目ヤニが出る場合は、EKC(流行性角結膜炎)など感染力が強力で、家族・職場にも広がってしまう可能性があるので、早期に眼科を受診して、出勤・通学可能かどうか判断してもらおう!
②【かすみ・視界の異変】
「ぼやける」「視界がゆがむ」「片目だけ見えにくい」
このような症状は、疲れ目や老眼ではなく眼底の病気が隠れていることもあります。
- 黄斑変性症:視界の中心がゆがむ、真ん中が見づらい
- 糖尿病網膜症:血糖コントロールが悪い人に多く、視力低下の原因に
- 網膜剥離:視界の一部が欠ける、カーテンのように影が見える
特に「片目だけ見えにくい」「急に見え方が変わった」場合は要注意です。
翌日まで様子を見ずに、できるだけ早く受診してください。


③【光・飛蚊・黒い影】
「光がチカチカする」「虫みたいな影が飛んで見える」
このような“飛蚊症”の変化も、年齢以外の原因で起きることがあります。
- 後部硝子体剥離:加齢で起こることが多く、ほとんどは問題なし。
- ただし、同時に**網膜裂孔(れっこう)**が起きると、そこから網膜剥離に進行することがあります。
🧭 注意ポイント
- 光を感じる(ピカッと光る)
- 飛蚊の数が急に増えた
- 視界の端が欠けるように見える
これらがあれば、すぐに眼科へ。早期治療で失明を防げるケースもあります。



飛蚊症を自覚した場合は、左右どちらの目で見えるのか確認しましょう
また、眼底検査が必要になる可能性が高いため、自分で運転する以外の方法で受診すると手間が省けます!


④【急な視力低下】
「昨日まで見えていたのに急に見えづらい」「メガネを変えてもぼやける」
このような急な視力変化は要注意です。
- 一時的な視力低下:疲れ・ドライアイ・ピント筋のこり
- 病的な視力低下:視神経炎、黄斑のむくみ、網膜の出血 など
“急に”“片目だけ”“改善しない”
この3つがそろったら、早めに眼科へ。
見え方の変化を自覚したタイミングをメモしておくと、診察時に役立ちます。


すぐに受診すべき“危険サイン”チェックリスト


以下の項目に1つでも当てはまれば、「その日のうちの受診」を強くおすすめします。
☑ 片目が急に見えづらい
☑ 光がまぶしくて開けられない
☑ 視界に黒いカーテンのような影
☑ 目の奥にズキズキする痛み
☑ 見ると吐き気がする
これらは、時間との勝負になる病気のサインであることもあります。
休日や夜間でも、迷わず「救急で眼科対応可能な病院」に相談してください。
また、地域によっては#7119(救急安心センター事業)などの相談ダイヤルを活用することもおすすめです。
まとめ|迷ったら「受診して大丈夫」です


多くの目の病気は、早期に気づけば治療で進行を止められるものです。
一方で、「様子を見ていたら手遅れだった」というケースも少なくありません。
“何でもないかもしれないけど、確認しておこう”
その一歩が、あなたの将来の「見える」を守ります。
眼科受診は、安心のためのチェックでもあります。
もし迷ったときは、この記事を思い出して「受診していい」と思ってください。



あの眼科なら通いやすい、相談しやすいと思える眼科に出会いたいにゃ



それこそ我々視能訓練士の使命だと思っています!
眼科医と患者さんをうまくつなぐ役割が求められていると感じる日々…
皆様の不安を少しでも取り除けるよう、取り組んでいきます!
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