まっしゅ学校から視力検査の結果をもらってきたニャ。b判定(B判定)……。まだ0.7あるし、様子見でいいよね?
めとりまっしゅ、実はその「B判定」こそが、子どもの将来の視力を守る一番大事なタイミングなんだよ。現場でよくある「もっと早く来ればよかった」を防ぐための見方を教えるね。
1. 学校の判定(A〜D)って結局、視力どのくらいなの?
学校の視力検査は「370方式」と呼ばれ、教室での見え方に合わせて4段階で評価されます。プリントに「b判定」や「c判定」と書かれていたらどのくらいの視力を指しているのか、まずは一覧で確認しましょう。

「B判定=まだ大丈夫」ではありません。
0.7を切ると、教室の後ろから黒板の細かい文字(特に漢字のへんやつくり)を読み取るのが難しくなり始めます。
めとりもし眼科で『メガネを作りましょう』と言われたら、焦らなくて大丈夫。ORTが教える『失敗しない初めてのメガネ選び』を先に読んでおくと、ショップで迷いませんよ!

2. なぜ「B判定」で眼科に行くべきなのか?
B判定は、近視の「入り口」に立っている状態です。
現場で多くの親御さんと接している視能訓練士(ORT)として、B判定での受診を強く勧める理由は3つあります。
① 「仮性近視」なら戻せる可能性がある
一時的なピント調節の緊張(仮性近視)であれば、目薬や生活習慣の見直しで視力が回復するチャンスがあります。この時期を逃すと、本当の近視(軸近視)へと進んでしまいます。
② 片目だけの視力低下に気づける
両目で見ると普通に生活できているため、学校の検査で「右はa判定(A判定)だけど、左はc判定(C判定)だった」のように、片目だけ判定が悪くても子ども自身はまったく気づきません。特にc判定など片目だけ悪い状態(不同視)を放置すると悪い方の目が「弱視」になるリスクもあります。
私が実際に眼科で担当した、小学3年生のお子さんの事例をお話しします。
その子は3年生の検診で初めて「右:A、左:D」という極端な結果が出て受診されました。詳しく検査をすると、左右の度数に大きな差がある**「不同視弱視(ふどうしじゃくし)」**であることが判明。残念ながら、すでに治療の適齢期を過ぎており、訓練をしても視力は0.3までしか改善しませんでした。
なぜ3年生まで気づけなかったのか? お話を伺うと、衝撃の事実が分かりました。
- 1年生の時も「B判定」が出ていた: しかし、当時は「まだ見えているから」と受診を見送ってしまった。
- 検査で「横目」を使っていた: 学校の検査では、無意識に見える方の目でカバーして判定をクリアしてしまっていた。
- 本人は「見えない」と言わなかった: 生まれた時からその見え方なので、片目が見えないことに自分でも気づいていなかった。
「1年生のB判定の時に来てくれていれば、もっと視力を引き出せたかもしれない……」 私たち専門家にとっても、本当に悔しくて忘れられない経験です。
③ 近視抑制治療の効果が高い
最近注目されている「ミヨスマート」や「マイサイトワンデー」などの近視進行抑制治療は、近視が始まりかけたタイミングで導入するのが最も効果的です。
3. 受診を迷ったらチェック!家での「3つのサイン」
「眼科に行くほどかな?」と迷ったら、お子さんの普段の様子を観察してみてください。
- テレビや本を見る時、目を細めていませんか?
→ピントが合っていない状態を改善するために目を細めている可能性があります。 - 物を見る時に顔を傾けたり、横目で見たりしていませんか?
→その子にとっての安静位(楽に見えるポジション)の可能性があります。
その場合、斜視や不同視(度数の左右差が強い)の有無を調べる必要があります。 - 以前より姿勢が悪くなったり、画面に近づいたりしていませんか?
→見る距離が近いと、調節緊張・眼精疲労・近視の進行に影響を与えることが分かっています。
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4. まとめ:スムーズな受診のための準備
学校検診でB・C判定が出たのは、お子さんの大切な目を守るための「イエローサイン(警告)」です。早めに専門家(ORT)のいる眼科を受診して、今の状態を正しく把握しましょう。
めとり受診の際は、以下の「トリセツ」をチェックしておくとスムーズです!
